ここはグラナダTV版シャーロック・ホームズシリーズ(NHK版「シャーロック・ホームズの冒険」のファンブログです。
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ジェレミーさん&ハードウィックさんのインタビュー1-2
 前回記事で予告したインタビューの訳を、何度かに分割して掲載したいと思います!
 ただ、非常に申し訳ないのですが・・・私あまり英語に自信がありません。「???」というところも結構あったので、フィーリングで訳しました。間違っているところがあると思うので、本当に申し訳ないです!「ここは違うよ〜」というところを発見したら、ぜひ教えてください!
 後から訂正した箇所はこの色で書いています!

デイタイムライブ 1988/1989

ホスト(以下H):今日までに多くの探偵たちが物語の中で活躍してきました。エルキュール・ポアロ、メグレ、クルーゾー(ピンクパンサーの警部)。 しかし、コナン・ドイルによって生み出されたシャーロック・ホームズと相棒のワトスンほど、人々の想像力をかきたててやまない存在はいないでしょう。この二人を劇場で演じているのが、ジェレミー・ブレットさんとエドワード・ハードウィックさんです。お二人はテレビで成功をおさめられ、今はWinedham's劇場で・・・
ジェレミー・ブレット(以下JB):Wyndham'sだよ。
H:ロンドンのWyndham's劇場ですね。ドラマを少し見てみましょう。
(ドラマの一場面が流れる)
H:ホームズとワトスンを演じる、ジェレミーさんとハードウィックさんです。
JB:こんにちは。
H:お二人は大成功を楽しんできました。すべてのお話が大成功をおさめましたね。成功の要因はなんだと思われますか。
JB:グラナダは原作通りに作品を作ることで奇跡を起こしたんだと思うよ。1973年にプロデューサーのマイケル・コックスが、ワトスンを原作通りに描こうと思いついたんじゃなかったかな。役立たずではなくて、よき友であり、紳士で、医者で、軍人でもある人物としてね。ワトスンは役立たずなんかじゃない。
H:それにしても、この二人の関係は本当に並外れたものですよね。彼らはとても親密です。
JB:そうだね。彼らはclub men(下のRMさんのコメントを参照してください!)だ。片方は人と交わろうとしない、孤高の男だ。本の最初では二人とも孤独だったね。出会いのきっかけは、家賃がまかなえなかったことなんだよ!
H:ホームズの持つイメージは超人的なイメージだと思いますか?彼はすべてを解き明かしますね。
JB:ホームズはものすごい速さで推理と論理を展開して、ワトスンの好奇心を刺激しているね。今Wyndham's劇場で演じていて、それがよくわかってきたよ。
H:Wyndham'sですね。
JB:(笑いながら)Winedham'sは君が学校に通ったところじゃないかい。
H:ええ。
JB:そう、Wyndham's劇場。僕らは二人の友情を提示しているんだ。2年半も一緒にこの役をできて、僕らは幸運さ。僕はまだホームズをどう演じればいいのかわかっていないから、退屈に感じたことは一度もない。
H:あなたは5年間、エドワードは3年間テレビシリーズをやってこられましたね。エドワード、劇場で演じるのは、テレビとはまた違うのでしょうか。
エドワード・ハードウィック(以下EH):そうだね。---主な違いは、伝える手段・媒体が全く違う、ということじゃないかな。撮影だと一日がかりの仕事で、それが来る日も来る日も続く一方、舞台は二時間集中すればいいからね。心持ちはだいぶ違ってくるよ。そして色々なことをできるというのは、楽しい経験だ。
H:劇を始めるまでに成功を実感していましたか。
JB:いや---正直していなかった。五年間スタジオで撮影をしたけれど、ある意味で孤立した場所で働いていたわけだからね。けれど劇場みたいな公の場に出てみて、突然目の前に子供たちがいることに気づいたんだ---どんな人が見ていてくれているのか、僕は知らなかった。77カ国でそれぞれの国の言語に翻訳されて放映されている、ということは知っていたけれどね。スリリングだよ---今でも信じられない。でも子供たちを目にして、僕が思っていたよりずっと幅広い人々に受け入れられているんだとわかったんだ。五歳、六歳、七歳の子が観客席に座り、熱心に劇を見て、後で劇場の出口で待っていてくれるんだ。僕は---僕はいつも、ホームズは傷ついたペンギンとか黒いカブトムシのような男だと思っていた。
(ハードウィック&ホストが笑う)
JB:彼がヒーロー的だなんて、全くもって考えたことがなかったんだよ!個人的には、道でばったり会いそうな人物だとはとても思えないor僕だったら道を渡ってまでしてホームズに会おうとは思わない。(この部分は解釈が色々あるようなので、教えていただいたものを両方載せました。)



・・・さっそくわからないところがいっぱいで、ごめんなさい。
この劇というのは「The Secret of Sherlock Holmes」のようです。ロンドンで一年間だけ行われた、あの幻の・・・!お二人にとっても新鮮な体験だったということが、このインタビューから感じられますね。傷ついたペンギンに黒いカブトムシ・・・ジェレミーのホームズ評も興味深いです。

次回で多分終わるかな。相変わらず虫食い算ですが、おつきあいください。
RMさんとちびさんが翻訳を手伝ってくださいました!本当にありがとうございます

posted by 葉月 | 01:26 | キャラクター・出演者 | comments(6) | trackbacks(0) |
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コメント
>RMさん

先ほどのコメントでひとつ書き忘れました!

come aroundの日本語訳ありがとうございました!「出待ち」だと考えると自然ですね!うしろで「楽屋で人に会うのが楽しみ」というくだりもありますし。

さっそく記事に反映します♪
2009/09/27 02:34 by 葉月
>ちびさん

インタビュー楽しんでいただけたようでうれしいです。改めてRMさんに敬礼!お二人がとても深く考えて演じていらっしゃるから、語る言葉もおもしろいですよね。

直情的じゃないですよ〜。いつもちびさんのコメントを興味深く読ませていただいています。ぜひこれからも感想を聞かせてくださいね。
なるほど、燕尾服ですか!その発想はなかったです。カブトムシも!なるほど武装ですか〜。ホームズって異端者だし、ものすごくバリアが固いですものね。なるほど〜・・・。あれ、「なるほど」しか言っていない(笑)ちびさんのおかげでジェレミーがこめた深い意味に気がつけた気がします。一人で読んでたら「かわいい比喩だなあ」で終わっていたかも(笑)ありがとうございます!

修道院のほうもコメントありがとうございます。・・・プレイヤーお大事にしてくださいね(笑)
2009/09/27 02:28 by 葉月
>RMさん

なにからお礼を言ったらいいのかわからないくらいですが・・・(笑)数々の貴重な情報を提供してくださって、本当にありがとうございます!!!画面に向かって最敬礼です!

写真見ました!こ、これだあ・・・(涙)ここのサイトさんは、すさまじい情報量ですね。RMさんは全制覇なさったんでしょうか。これからじっくり見ていきたいと思います♪

イヤリングインタビューはまだ読んでいなかったので、さっそく読んでみました!・・・かわいいなあ、ジェレミー(笑)

それからわからなかった英語の情報、本当に助かります!「club」という語にこめられたニュアンス・・・RMさんの引用で随分わかった気がします。が、日本語訳は難しいですね(笑)キーワードは男同士の友情、でしょうか。だとしたら、二人の友情を重んじたグラナダの趣旨にぴったりの言葉ですね。ジェレミー&ハードウィックの間で共通の理解があった、というのも納得です。昨日からジューン・トムスンさんの「ホームズとワトスン」を読んでいるのですが、そこにも「紳士のためのクラブの時代」という一節がありました。どうやら時代と場所を反映した言い回しのようです。もしかしたらアメリカ人にもぴんとこないセリフかもしれませんね。一番気になっていたところが腑に落ちて、とても爽快な気分になりました(笑)本当にありがとうございます!「clubbable」のインタビューももう一回じっくり読んでみますね♪

傷ついたペンギン&黒いカブトムシ=黒・・・その発想がありませんでした(笑)「傷ついた」というのは本当にジェレミーらしい解釈ですよね。一見ヒーロー的に見えるホームズの本質にまで踏み込んだから、あんな作品ができたんですね。ジェレミーの的確な分析と、とても複雑な人物像を作り出したドイルに改めて驚かされます。

「修道院屋敷」の考察のお返事ありがとうございます!暖かいコメントに励まされました。よし、次は何を語ろう!(笑)

もう一度ラストのホームズをよく見てみました。頭が傾いているのでかなり口角が上がって見えますが、よくよく見るとそれほどではないかも・・・。確かに「笑っている」というほどではなさそうですね。RMさんのおっしゃる通り「素の顔」という感じがします。「事件全体を思い返す」というのは考えていませんでした!なるほど・・・。無事に解決した日の終わりですものね。当然考えているはず!ホームズにとってこの結末は満足のいくものだったことでしょうし、真相を明かした満足感もあるでしょうし、色々な気持ちが相まってあの穏やかな雰囲気に結びつくのですね。

細かい疑問点にまで答えてくださって本当にありがとうございました!おかげでより一層あのシーンの理解が進みました!やっぱり色々な意見を聞けるというのは楽しいです。これからもぜひ色々と教えてください!

2009/09/27 02:20 by 葉月
葉月さん、RMさん、ありがとうございます。
とっても興味深く拝読いたしました。素の言葉がとても新鮮でした。インタビューの内容にも、葉月さんとRMさんが高いレベルで協力しあって書かれたことにも、とても感動いたしております。
 私の感想は毎回直情的。いつまでも改善できず申しわけないです。
今回の直感は・・・傷ついたペンギン、燕尾服に代表される社会に適応するために悩むホームズ。一方でほとんど当時のオーソドックスなフロックコート、黒服でカブトムシのように武装していたのでしょうか・・・もっと複雑そうですが^^;
 修道院屋敷のラスト、何度も再生していたら、プレイヤーが唸りはじめて;; RMさん、あなた様の感想に完全に便乗いたします。そして、数々の的確で貴重な情報、改めてお礼申し上げます。
ホントにもっと英語を勉強しておけば良かったです^^;
2009/09/23 21:02 by ちび
clubについて、私が記憶にもとづいて書いたJeremyのインタビューの、元の記事はみつけられなかったのですが、二人のもう一つの方のインタビューのスクリプトで、同じ意味のことをエドワードさんが言っているのをみつけました。ということは、二人の間で何度も話題にあがって、ホームズとワトスンの友情に関する共通する理解になっていたということでしょう。

JB: It was friendship when friendship was allowed and respectable.
EH: The great era of the club and I think they are both clubbable characters. I mean that's gone now, that sort of male friendship.

ビクトリア時代というのは、特にそういう時代だったのでしょうか。この発言が念頭にあってだと思いますが、あとで司会者が the era of the Victorian gentleman's clubと言っています。
今回のインタビューでは一言で終わっているので、club menを日本語に訳すのは、むずかしいですね。
ご参考までに!

2009/09/23 18:14 by RM
はじまりましたね!とても読みやすく、すーっと自然に入っていける日本語です。今までの葉月さんの文章でも思いましたが、言葉の選び方が的確で、しかも紋切り型でなく血が通った感じがします。
ああ、これまで葉月さんが書かれていたことについても、今回のインタビュー記事についても、お話したいことがいっぱいありますが、あわてずに少しずつ書きますね。

引退後のホームズの写真は、ホームズ単独なら、たとえばここにあります。
The Jeremy Brett ArchiveからGallery, Portraits of Holmesを選択して、真ん中あたりに2枚あります(30枚目と31枚目)。

Jeremyがイヤリングをしている理由が、もう一つのScriptにある、Jeremy単独のインタビューの2番目にありますが、気がつきましたか?パイプの説明の後です。ここも大好きな箇所です。

club menはよくわからないのですが、何かのインタビューでJeremyが、今は男性と女性がいつも一緒で、それは素敵な事だけど、ホームズの頃は男性だけのクラブがあって、男性同士の友情が今よりもとても大切にされていた、といった意味のことを言っていたように思います。それを思い出しました。でも、自信はないです。Jeremyもここではそういうことまでは言っていないですし。欧米の人にはすぐわかる言葉なのでしょうか。マイクロフトのディオゲネス・クラブも思い出します。

come aroundは英和辞典では適当なものがみつからなかったのですが、英英ではto come to someone's home or the place where they work in order to visit themとありましたので、楽屋に会いにきてくれる、または劇場の出口で待っていてくれるということでしょうか?

傷ついたペンギンとか黒いカブトムシとか、半分冗談(いつも黒い服を来ている自分についての冗談)もあるでしょうが、興味深いです。特にホームズを語る時に「傷ついた」という形容が最初にでてくるところが。Jeremyのホームズが魅力的なのは、ホームズの性格の複雑な面がにじみでてくるところなのだなあ、と思いました。そしてそれは、ワトスンとのやりとりのなかで、もっとも見事に、魅力的にあらわれてくるのですね。前にもどって、葉月さんが書かれた「ホームズの重荷と相棒の資質」、とても素敵でした。「薄ーい内容・長ーい文章、最悪」なんてこと、全然ありません!!二人の役者の魅力、そしてホームズとワトスンの魅力にあらためて開眼しました。グラナダ・ホームズを愛する人は皆、あの文章を読んで膝を打つと思いますよ。

で、「修道院屋敷」のラストの笑顔ですが、クローズアップのあとのホームズは、私は笑っているというほどではないようにみえました。葉月さんの「ラストの真顔の時間=ワトスンの言葉を心の中で反芻している時間」を読んでからは、もうクローズアップの真顔と笑顔は葉月さんが書かれたとおりに思えて、で、そのあとブランデー(でしょうか)を口にするときは、ワトスンの言葉も含めて、今回の事件の全体を思い返しているように思いました。クローズアップの「一瞬真顔」の時よりもリラックスはしていますね。グラスに口をつけるとき、自然に口角はあがり気味になりますが(ん?本当かしら?)笑っているというほどではないのではないか、と。ワトスンのそばで、素のままでいるホームズの顔のように思えました。

葉月さんのおかげで、「修道院屋敷」が5倍くらい楽しめました!

2009/09/23 13:06 by RM
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