ここはグラナダTV版シャーロック・ホームズシリーズ(NHK版「シャーロック・ホームズの冒険」のファンブログです。
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No1 ボヘミアの醜聞
監督:ポール・アネット 脚色:アレキサンダー・バロン
ゲスト:ゲイル・ハニカット、ウルフ・カーラー

大学が始まると忙しいので、夏休み中くらいは毎日更新を・・・!と意気込んでいたのですが、最近にわかに忙しくなってきて思うにまかせません。一応週に2〜3回の更新を目指しますので、引き続きよろしくお願いします。りえさんのブログで宣言したインタビューの翻訳も、そのうち必ず・・・!

さてさて、ようやっと第一話の感想です。「あの女性」が登場する、とても有名なエピソードですね。シリーズもののイベント的な回って本筋が結構いい加減になったりしますが、この作品は肝心のトリック要素も面白いと思います。ホームズが敗北するこの回を頭に持ってくるあたりに、グラナダさんの主張を感じますね。
それでは以下気になったところを箇条書きで。
~Pick up~

・探し物をする盗賊たちをアドラーが銃で追っ払うシーンから物語はスタート。このときアドラーの横にいる男の人の帽子がかわいいです。たまにこの形の帽子が出てきますけれど、あちらではポピュラーだったのでしょうか。
・「一人だとふさぎこむことの多いホームズ」に「いつも通り不安を抱えて」帰宅するワトスン先生。さらっといつも通りっていうところがいいですね。初回から。 
・ワトスン先生の世話を焼くハドソンさん。ドクターの世話まで焼いちゃうハドソンさんはすごいな〜。弟子入りさせてください(笑)珍しく古傷のことも言っていますが、シリーズ中でこの設定はあまり活かされていませんね。
・ハドソン注意報を聞いて、意を決した顔で部屋に入るワトスン先生。この「まったくも〜〜〜」って感じの顔いいですよね〜。バークワトは表情豊かです。
・「ホームズさんを最初に見たとき、彼は暗い部屋で椅子の上に体育座りをしていました」byグラナダ視聴者。私はこの回を見たのはかなりあとになってだったので「またホームズがいじけてるよ〜」という感じでしたが、シリーズを順番に見ていった人はぎょっとしたでしょうね。
・注射を発見して激怒するワトスン先生。激しい口調でホームズをなじります。シリーズ後半に入ると「悲しい目で訴える」攻撃に出ることが多いワト先生ですが、こっちの反応の方が普通ですよね(笑)バークさんの表情が、怒りの中にも心配する気持ちがにじみ出ていて、本当にホームズ先生を思いやっているんだというのがひしひしと伝わってきます。
・そんなドクターにさらっと「誤診だよ」なんて言っちゃうホームズ先生。構ってほしかっただけなんですよね。ドクターは大変だ。でも依頼人からの手紙を見せるホームズ先生の笑い方は、若干ハイな感じがします。注射をやらなくても、脳内麻薬が分泌されているのでしょう(笑)
・手紙はやんごとなきお方からの手紙。でも「きわめて極秘だ」はきちんとした教育を受けた方の文章とは思えないんですよ。誤訳か?それともノン・ネイティブの手紙だからあえてのミス?
・そんな手紙から推理をする二人。順番にろうそくを吹き消すカットがあるのですが、二人が新たな事件にわくわくしている雰囲気がすごく伝わってきて微笑ましいです。二人ともさっきまで不機嫌だったのにな〜。
・依頼人が来るというので部屋を片付けるホームズ先生ですが、その片づけ方のなんと粗雑なこと。ホームズ先生は掃除をしないだけじゃなくて、掃除ができないんでしょうね、きっと。
・仮面の依頼人登場!活字と挿絵で見た時も異様な印象を受けましたが、実写にするとほぼ変態ですね(笑)ホームズ先生が依頼人の身元を推理すると、あっさり仮面を脱ぎますが・・・人の家で投げ捨てんな。さすがやんごとなきお方は違います。
・依頼人はボヘミア王!条件反射で立ち上がるワトスン先生に対し、ホームズのなんと無礼なことか。国王相手に「実に軽率」とか言っちゃうし。実際軽率だったんですけれどね。
・ホームズに「軽率」と言われたのは、昔の女とツーショット写真を撮ってしまったこと。この昔の女がアドラーさんなのです。アドラーさん、非常に魅力的ですね。「思わずはっとするような美人」というタイプでは(個人的には)ないのですが、内面的な魅力が外にもにじみ出ていて、見るからに並みの女ではなさそうです。このキャスティングはあたりですね。
・結構手荒なまねをして写真を奪還しようとする王ですが、ことごとく失敗。それを聞いたホームズ先生の大爆笑もいいのですが、むしろ王に「無礼だ!」と怒られたあとの、皮肉げなホームズ先生のお顔がツボです。ジェレミー・・・なんて顔するんですか(笑)
・それでも王はよっぽどせっぱつまっているらしく、大金を置いて帰ります。ぱっと顔を輝かせたワト先生の手擦りあわせがめっちゃスピーディー。摩擦で熱そうだ(笑)ドクターは意外と現金なのです。
・一人で考え事をしたいホームズ先生は、ドクターに一人でサンドイッチでも食べるように言います。朝からなにも食べていない成人男性にサンドイッチだけって鬼ですよね?ワト先生のしょぼーんとした顔見ているとかわいそうになってくる。私がお弁当を差し入れしますよ、ドクター!(迷惑)
・赤毛の馬丁(であってるのかな?)に変装して、アドラーの周辺を探るホームズ。この変装見事ですねー。リアルにだまされそうです。馬の扱いもお手の物。ジェレミーさん自身乗馬が得意だったそうですので、本領発揮といったところでしょう。
・ワトスン先生に調査報告をしながら変装を解いていくホームズ。段々とホームズに戻っていくのが面白くてつい目を奪われますが、ひっそりと後ろで事件手帳を抱きしめているワトスン先生がえらくかわいいです。くれぐれもお見逃しなく!
・アドラーには、ノートンという懇意の弁護士がいるよう。二人が出かけるのでついていくと、なんとそこは教会。遅れて着いたホームズin馬丁は二人の結婚式の立会人をまかされます。この展開にはさすがのホームズもびっくり。しかもお金までもらっちゃうし。
・お食事にかかるワト先生、そこにナプキンをつけるんですか(笑)きゅんきゅんしちゃいます。
・初回から法を犯すホームズ&ワトスン。一瞬の逡巡のあと快諾するワト先生に、ホームズ先生も満足そう。こういうところを見ると、バークワトは冒険が好きなんだなーという感じがします。
・今度は牧師さんに変装して乗り込むホームズ先生。アドラーと直接対面しますが、原作を読んでいてもばれやしないかドキドキしますね〜。しかし、頭に巻きつけた包帯がシェフの帽子に見えるのは私だけでしょうか?
・発煙筒を投げ込んだワトが何食わぬ顔で野次馬のど真ん中に紛れ込むのにご注目。火事だと誤解したアドラーさんが写真の隠し場所に駆け寄り、ホームズの目的はまんまと達成されます。
・首尾よくことが運び上機嫌でベーカー街に戻る二人に声をかける紳士。・・・これはホームズに油断があったと思うな〜。いつものホームズ先生ならこの時点で警戒してもおかしくないもの。
・王を連れてアドラー邸に乗り込む二人。ところで王はお忍びというわけではないのでしょうか。あの扮装街中ではものすごく目立つと思うんですけれど。
・三人組を出迎えたのは召使の女性でした。いわくアドラーはすでにイギリスを出ていて、もう戻ってこないと。この時の召使さんが「してやったり」という顔をしているのがいいですね。きっとアドラーは使用人にも慕われていたのでしょう。
・秘密の隠し場所に残されていたのは、問題の写真ではなくアドラー一人の写真でした。この写真、まるで女王のようですね。すごく威厳があってすてきです。なんて思う余裕は三人にはありませんが(笑)ついでにホームズあての手紙も残されています。
・結論。やっぱりアドラーは並みの女ではなかった。男装してホームズに挨拶をする胆力。さっさと国外に避難する判断力・決断力。陛下は「階級の違いが惜しい」なんて言っていますが、結婚できたとしたら絶対に奥さんに太刀打ちできませんよ。まあホームズ先生のように「人間的な値が違う」とまで申す気はありませんが。・・・ホームズ、日本なら縛り首だよ。
・問題の写真は手に入りませんでしたが、アドラーさんが封印すると約束したことで無事解決。「約束を守る女」「写真は火に投じたも同然」と王の信頼もかなり厚いようです。こんなに男気のあるアドラーが一度は王を脅そうとしたことが不思議。「王が対応を誤ったので、少し脅してやろうと思った」に10ペソです。
・握手をしようとする王をスルーするホームズ。の代わりに固い握手を交わすワトスン(笑)ワトスンはまさに女房役という言葉が似合います。いいコンビだな〜。
・そんないいコンビっぷりが顕著に表れるのがラストシーン。私は二人のやりとりで終わるというエンディングが好きなのですが、この回だけは別。なんと秀逸な閉め方でしょう。一人物思いにふけるホームズ先生のカットと、まるで見守るようなワトスン先生のナレーション。二人の関係を暗示するようではありませんか!!!やりおるな〜やりおるな〜グラナダ版。しょっぱなからこんなものを見せられた当時の視聴者は、さぞかし期待を煽られたことでしょう。
posted by 葉月 | 18:58 | 各話感想 | comments(6) | trackbacks(0) |
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コメント
>RMさん

こちらでは、はじめまして(笑)ご訪問&コメントありがとうございます!りえさんのブログでもお返事ありがとうございました!

まずりえさんブログでのお返事に対するお返事から。素敵な追加情報ありがとうございました!さっそく動画を見てみました。英語力がなくて部分的にしか聞き取れないのが悲しいですが、ハードウィックさんのやわらかなお声&表情に触れられただけでも幸せです!「人生に対して誠実な感じ」という言葉に、思わず膝を打ってしまいました。なんて的確な表現なのでしょう!きっとジェレミーさんもそんな方で、一見正反対のお二人を結びつけたのは「誠実さ」「ひたむきさ」なのかもしれませんね。本当に素敵な情報をありがとうございます。そのうちふたつのインタビュー記事もアップしたいと思います。

さてさて、ここからは弊ブログでのお返事です。「以下気になったところ」を楽しんでいただけたようでうれしいです。こういう濃厚な楽しみ方ができるのがファンの特権かもしれません(笑)本筋以外にもたくさんの見どころを用意してくれたグラナダさんに改めて乾杯!

「ジェレミー生まれてきてくれてありがとう!」は全グラナダファンの気持ちですよね!RMさんはどういった途中経過を経て、ファンになられたのでしょう。いつか気が向いたら聞かせてくださいね。

またぜひ遊びにいらしてください。ひとつお知らせです!もうご存知かもしれませんが、「海軍条約事件」感想記事のコメント欄に、ちびさん→RMさんのコメントがあります。ご覧になってくださいね♪こちらもファンの方々の交流の場に使っていただけたらうれしいです。
2009/09/15 01:33 by 葉月
>ちびさん

ある漫画に「何か欠けてるものの方が完璧なものより美しい」ってせりふがありましたけれど、ホームズはまさにそんな感じですね!完全だったらそれこそ「機械人間」ですし・・・。そのあたりを誰よりも敏感にくみ取って完璧な演技をしてくださったジェレミーに感謝です!

ブログお持ちじゃないんですか〜残念!
大学ではPCを使う授業もありますよ。私は文系学科なのでほとんど使いませんけれど(笑)
ネットは難しいですよね。ここでよければぜひ語りに使ってください。ここを訪れる方は、きっといろんな方の感想を知りたいはずですから。なにより私が読みたいです!笑

ちびさんも二次創作をなさっていたんですか!挫折なさったとのことですが、ぜひ完成させていただきたいですね。
ホームズはちびさんのおっしゃる通り色々な要素があるシリーズですから、二次創作の誘惑にファンを駆りたてるのかもしれません。私もまんまと駆り立てられてしまいましたが(笑)とても素敵な二次創作を作っている方もいらっしゃいますね。そのうちこのサイトでも紹介できたらなーと思っています。
2009/09/15 00:55 by 葉月
こんにちは!りえさんのところからやってきました。ここでははじめまして、です。「以下気になったところを箇条書きで」は楽しくて大好きです。

「ひっそりと後ろで事件手帳を抱きしめているワトスン先生がえらくかわいいです。」これが今回の「見直したら、あ、本当だった!」大賞、
「(王の)あの扮装街中ではものすごく目立つと思うんですけれど。」が「そう言われれば確かにそうですよね!」大賞です。その他のところも、読んでうなずいたり、くすくす笑ったり、DVDを見直したりしています。

今日の「ジェレミー・ブレットを語ってみる」も、とてもすてきな文章でした。途中経過は私とちょっと違うけど、最後の「ジェレミー、生まれてきてくれて、本当にありがとう!」は、私もまったく同じです!「役者としてだけではなく、人間としてとても魅力的なんです。」これも同じです!

これからも楽しみにしています。ではまた。
2009/09/12 23:47 by RM
ホームズを「やや危ない人」にプロファイルしたことも、読者をひきつけた要因ですよねえ。完璧じゃつまんないもん(オイオイ)
一方、ジェレミーさんは完璧に素晴らしかったからこそ、グラナダホームズは全世界にファンを獲得したのですねえ〜(はあと)
ホームズはすっごい好きでした。今、人生3度目のホームズにはまってます。そしてジェレミー熱にも。

私はブログは持ってません・・・ごめんなさい、PCに弱くて。PCを使う仕事(ワードとエクセルだけ)からも6年以上遠ざかり、退化する一方デス。最近の大学では、PC持込で授業もされるのですよね? 私の学生時代、初めて教室にPCが入ったとき、200万円だという噂を聞きました(化石時代)。当然学生には未知の灰色の箱でした。こんな状態なので、皆様のブログを訪問して、コメントをつけるしかできません^^;。ユーチューブを見るようになってまだ1年です。ネチケットなるものも、よく存じませんので、何かまずいこと、うざいこと、があればどうかご指摘下さいますよう、お願い申し上げます。

ボヘミアは、ストランドに短編の連載を始めた時の、最初の作品です。私が最初に読んだのは、小学生の高学年時、新潮文庫でした。当時は半分くらい意味不明でしたが、外国の地名、推理、貴族、ストイック、麻薬、冒険、友情・・・すっかりはまり、中学時代には大胆にも二次作品に挑戦(当然挫折)。私こそ危ないヤツでした>< ホームズに同じ匂いを感じていたのかも(自制心以外は・・・)

しばらくは「ぶらさがってるだけの同居人」でいることをご容赦下さいませ。グラナダホームズ、毎日でも見直したいと思うほどなので、感想が書かれるたびに、飛びついてしまいます^^;
他の方がたのご迷惑になってなければよろしいのですが。。。

海軍条約事件、私も「妙なところに」突っ込み満載です。また寄らしてくださいませ 
2009/09/12 00:56 by ちび
>ちびさん

コメントありがとうございます!
ちびさんは放送順にご覧になったんですね〜。うらやましいです!
「天才にありがちな、やや危ない人、感情の起伏も激しいけど、滅多に表さない人」・・・的確なプロファイリングですね。やや危ない、がツボです(笑)
ワトスンもハドソンさんも本当にナイスキャスティングですよね!本当に監督も脚本もゲストも全員完璧!!!奇跡みたいなシリーズです。
特にこのエピソードは再現度が高いのかもしれませんね〜。初回ですし、気合いが入っていたことでしょう!
そうそう、この作品って小説でも第一話だったんですか!不勉強で知りませんでした(爆)情報提供ありがとうございます。もう一回原作も読みなおさないとだめですね〜。
それはそうと、ちびさんは感想ブログのようなものはお持ちじゃないのでしょうか。コメントをお寄せいただくたびに、すっごくホームズが好きな方なんだな〜と思って、秘かに期待していたのですが・・・。
2009/09/10 22:37 by 葉月
おお、来ましたね〜♪ 衝撃の?オープニング作品!
これは、放送を知ったときから、待ちかねて勢い込んで見た覚えがあります。
最初から事件ありそうな夜の雰囲気にワクワクしました。
ただ、私の中には、ホームズはすで「天才にありがちな、やや危ない人、感情の起伏も激しいけど、滅多に表さない人」というイメージができあがってましたので、
「暗い中、体育会すわり」を見た時も、
♪♪ おお!これでこそホームズ!すばらしい〜〜〜はあと♪(←私が病んでるかも)と、小躍りしとりました(爆)
ワトソン先生は、何にも映像作品でみたことなかったので、
☆☆ こちらも素敵♪ 男らしくて知性もあるし、ホームズと最高の組み合わせ! と 大満足でしたよ。
ハドソンさんは、とっても芯が強そうに見えました。その通りだったのですね(←暖炉)
初回ドラマに、コカイン、推理、無礼、女性、変装、友情、活劇、バイオリン、失敗、価値観、内省・・・と膨大な内容を違和感なくテンコもりできたものだ、と驚嘆し、ドイル先生の筆力に改めて脱帽しました。当時読者が次は次は!と待ちわびたわけですね。
そして、この内容を完璧に再現した監督はじめ関係者、ホムワト、アドラー、?なボヘミア王にも!感謝です。どれ一つが欠けていても、これだけの感動は呼べない。全員が完璧を期していたのだ。。。
何度みても新たに感動します♪
っとすっかり興奮してしまいましたよ〜
###
二次作品、私のあんなコメントでよろしければ・・^^
いつでも、気長にお待ち申し上げます。
2009/09/06 12:56 by ちび
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